本製品は安全に配慮して製造していますが、誤った使い方をすると人的事故や物的損害を引き起こす原因となり、大変危険です。
ご使用の前には「取り扱い上の注意」を必ずお読みになり、記載事項を守って安全に正しくご使用ください。
塗装前の
確認
-
1. 表示の用途以外に使用しないでください。
ログハウス、ウッドデッキ、バルコニー、ベンチ、雨戸、羽目板、板壁などの未塗装木部。ラティス、トレリス、プランターなど未塗装のガーデン用木製品
※絶えず水がかかったり水に浸かるところやいつも湿っているところ、また頻繁に歩行する床面には適しません。 - 2. 塗装方法に記載の注意事項もよく読んでから使用してください。
- 3. 塗布量が少ないと耐候性など十分な性能が発揮できないので、標準塗り面積を目安に塗装してください。
- 4. 塗装時及び乾燥するまでの間、降雨が予想される場合や、気温5℃以下または湿度85%以上になることが予想される場合は塗らないでください。
塗装前の
準備
素地・下地準備
- 1. 素地調整は十分に行ってください。
- 2. 素地の乾燥は十分に行ってください。部分的に湿っていると色むらになることがあります。
- 3. 下地の色や吸い込みの度合いによって仕上がりの状態や色、乾燥性が大きく左右されますので、予め目立たない部分で必ず試し塗りをして、色・浸透性・下地への影響を確かめてから塗装してください。
クリア使用
- 1. 色を薄くしたい場合クリアで薄めることができます。ただし、色が薄くなると耐候性が低下しますので十分に注意してください。
- 2. クリアは耐候性が劣るためクリア単独での屋外使用はできません。
塗装方法
塗る面のゴミ・ホコリ・泥・カビ・苔・藻などを十分取り除きます。汚れがひどく落としにくい場合はデッキブラシなどで水洗いし、よく乾かします。
※他の塗料が塗装されている場合は塗れません。
旧塗膜を十分に取り除いてから塗装してください。
ヤニの多い箇所はあらかじめラッカーうすめ液でヤニを
ふきとっておきます。
目の粗い木はサンドペーパー(#180〜#240)を軽くかけてから
塗装します。
本品が付着して困るところは、あらかじめマスキングテープなどで覆っておきます。
※床にこぼれると滑りやすくなりますのでしっかりと養生してください。
ふたを開ける前に容器を逆さにしてよく振り動かして塗料を均一にし、必要量を口の広い容器に移します。
※使用中も時々かき混ぜてください。
薄めずに、塗装は水性刷毛を使います。広い平面の場合はコテバケを使用すると早くきれいに塗ることができます。
<標準使用量> | 0.12kg/㎡ |
<塗り回数目安> | 2回 |
<塗り面積> | 8.3㎡/1kg 33㎡/4kg 133㎡/16kg |
性能を発揮するためには浸透と塗布量が大切です。特に1回目の塗装は丁寧に行い、できるだけ木材に浸透させてください。
- ※塗り過ぎには十分に注意してください。乾燥遅延やべた付きなど支障がでる場合があります。
- ※ローラー、スプレーなどはムラになりやすく仕上がりが悪くなるので避けてください。
- ※伸びが悪い場合や乾燥が早すぎる場合は、任意に1~10%程度まで水で希釈することで、ある程度改善することができます。
- ※希釈し過ぎると性能を著しく損なう恐れがありますので十分に注意してください。
塗り重ねる場合は、夏期は2時間以上、冬期は5時間以上乾燥
させてください。
※塗料が落ち着き、十分な性能が発揮されるまでには塗装後1週間程度掛かりますので、それまではなるべく過度な使用は避けてください。
塗装後の
注意点
-
●仕上がりの注意点
- 1. 塗装後は6時間以上水がかからないように養生してください。
- 2. 塗装及び乾燥するまでの間、降雨が予想される場合や、気温5℃以下または湿度85%以上になることが予想される場合は塗らないでください。
- 3. 色を薄くしたい場合はクリアで薄めることができます。ただし、色が薄くなると耐候性が低下しますので十分に注意してください。
- 4. クリアは耐候性が劣るためクリア単独での屋外使用はできません。
- 5. 均一になった塗料の見かけの色は、表示の色と異なって見えることがありますが、標準塗り面積を塗装し、乾燥した後は表示の色のようになります。
- 6. 下地の色や吸い込みの度合いによって仕上がりの状態や色、乾燥性が大きく左右されますので、予め目立たない部分で必ず試し塗りをして、色・浸透性・下地への影響を確かめてから塗装してください。
- 7. 木肌が滑らかでも1回目の塗装が十分乾燥した後、塗装表面にザラツキが生じた場合はサンドペーパー(#320程度)を軽く当ててから2回目を塗ると滑らかに仕上がります。
- 8. 塗り面積・乾燥時間・着色力・色相などは、素材・塗り方・気象条件等により多少異なります。
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●用具の手入れ方法
- 1. 使用した用具は乾かないうちに、新聞紙かボロ布でできるだけ塗料を拭き取り、水か湯で洗ってください。
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●塗装後の注意点
- 1. 塗装後は、手洗い及びうがいを十分に行ってください。
- 2. 容器は塗料を使い切ってから捨ててください。
- 3. やむを得ず塗料を捨てるときは、水性塗料用固化剤で固化するか、新聞紙などに塗り広げ、乾かしてから一般ゴミとして処分してください。
- 4. 万が一、床面にこぼして乾燥した部分は、雨などで濡れているときや、靴下のまま歩いたとき、また履物の種類によっては歩行の際に滑りやすくなりますので十分に注意してください。
- 5. 塗装面の上に塩化ビニル製品(子供用プールやレジャーシートなど)を長期間置かれた場合には、塗装面に跡が残ることがあります。
塗装後の
メンテナンス
ウッドエイド カラーAは、日光や降雨により色あせてきたら塗り替え時期です。日光が当たる南面か日陰の北面か、雨の直接かかるところかどうか等、塗装した箇所の条件により劣化の程度が大きく変わります。
●塗り替え時期の目安
保管方法
- ● 直射日光を避け涼しく乾燥した場所に貯蔵、施錠して保管すること。
- ● 凝固するのを避けるため0℃以下で保管しないでください。
- ● 残った塗料は、必ずフタをし、幼児の手の届かないところに保管し、子供が誤食・誤飲・いたずらをしないよう注意してください。
- 1. 表示の用途以外に使用しないでください。また、塗装方法に記載の注意事項もよく読んでから使用してください。
- 2. 食器など直接食べ物に触れるところやテーブルなど長時間皮膚が触れるところには塗らないでください。
- 3. 病人、妊婦、乳幼児、薬剤によってアレルギー症状やかぶれ等を起こしやすい方、特異体質の方がいる場所では取り扱わないでください。
- 4. 犬小屋や鳥カゴ、その他ペットなどが舐めたり、かじったりするような木部には塗らないでください。
- 5. 塗料が金魚や鯉などの魚類がいる池に入らないよう、また、草木などの植物にかからないよう注意してください。
- 6. 塗料が河川、池、下水道に入らないよう注意してください。
- 7. 塗料がすでに塗られている面や化粧合板には塗れません。
- 8. 塗料がついても支障がない服装で作業をしてください。
- 9. 目に入ったり、皮膚に付着しないよう、また誤飲しないよう注意して取り扱ってください。皮膚に付着したまま放置すると炎症を起こすことがあります。必ず保護手袋を着用してください。
- 10. 取り扱い時は飲食または喫煙をしないでください。塗装中、乾燥中とも換気をよくしてください。
- 11. 素地調整は十分に行ってください。
- 12. 素地の乾燥は十分に行ってください。部分的に湿っていると色むらになることがあります。
- 13. 塗布量が少ないと耐候性など十分な性能が発揮できないので標準塗り面積を目安に塗装してください。
- ● 目に入った場合には、直ちに多量の水で15分以上洗い、できるだけ早く医師の診察を受けてください。
- ● 誤って飲み込んだ場合には、直ちに口をすすぎ、 できるだけ早く医師の診察を受けてください。
- ● 蒸気、ガスなどを吸い込んで気分が悪くなった場合には、空気の清浄な場所で安静にし、必要に応じて医師の診察を受けてください。
- ● 皮膚に付着した場合には、多量の石鹸水で洗い落とし、痛み又は外観に変化のあるときは、医師の診察を受けてください。
塗装仕様
素地調整を十分に行い、次の標準塗装仕様、塗装方法に従って塗装して下さい。なお、塗装前には必ず試し塗りをして下さい。
●標準塗装仕様
塗装する木材 | 木部全般 |
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標準使用量 | 0.12kg/㎡ |
塗り回数目安 | 2回 |
塗装方法 | ハケ塗り |
塗装間隔 | 2時間以上 |
木材含水率 | 15%以下 |
素地調整 | 汚れや埃を取り除き、ヤニや油分はペイントシンナーで拭き取りよく乾かす。 表面が荒れているときはサンドペーパー(#180~#240)をかけて平らにする。 |
- 1. ウッドエイド カラーAの1回目の塗装時は下地に吸い込ませるようにたっぷりと塗ること。
- 2. 塗装間隔は気温20℃の場合。低温時は適宜延長する。
- 3. 塗布量確認のため色見本と比較し、色が薄い場合は塗り重ねる。
※ 塗布量は、塗料設計時の初期性能を維持するための量です。この量を下回ると性能維持が困難になることがありますので十分にご注意下さい。